エクセルで数式を作成する

エクセルで数式 Excel
エクセルで数式

複雑な数式や特殊な表示を実現

エクセルの数式って便利やけど、たまに「うっかりミス」が起こることあるやん?

エクセル初心者のとき、よく「絶対参照($A$1)」と「相対参照(A1)」の違いに戸惑うことあるやろ?

  • 例えば、=A1+B1 をコピーして別のセルにペーストすると、参照が動いてまうんやけど、これが「相対参照」や。
  • でも、もしこれを =$A$1+$B$1 にしたら、どこにコピーしてもA1とB1のセルが絶対参照されるようになるんや。

最初は「なんで計算結果が変わるんや?!」って頭を抱える人も多いけど、これを理解するとエクセルの使い方がガラッと変わるねん!

1.マウスで数式を手書きすると、分数や特殊記号でも簡単に表示

数式
数式

エクセルでよく使うのがSUM関数やけど、たまにこんなことが起こるんや。

  • 例えば、範囲選択して =SUM(A1:A10) と入力したときに、実はA10セルに文字列が入ってると、計算結果が思った通りにならんことあるんや。
  • 数式の中に変な文字列が入ってると、エクセルはそれを無視するんやけど、そのせいで「なんで合計が合わん?」って悩むことがあるんやな。

こういうときは、選択したセルの中身をチェックしてみると、すぐに解決するで!

エクセルで「IF関数」を使いだすと、無限ループにハマることがあるで~。

  • 例えば、=IF(A1>10, "大きい", "小さい")って簡単なIF文でも、条件が複雑になると、どこで間違えたか分からんくなることがあるんや。
  • 「IF関数のネスト(入れ子)」で、「IF関数の中にまたIF関数」って重ねていくと、うまく条件を組み合わせるのが難しくなるんやけど、うまくいったときは気持ちいいもんやな!

ほんま、エクセルの数式って奥が深いんやけど、その分楽しみながら学べるんやで~。あんまり難しく考えずに、どんどん使っていくことがコツやで!

こんな風に、エクセルの数式をうまく使うと、作業がだいぶ効率よく進むけど、ちょっとしたミスで頭抱えることもあるから、ちょっとずつ慣れていってな!

Excelは主に数式を直接入力するためのスプレッドシートソフトウェアであり、数式や特殊記号を手書きで直接入力する機能は提供されてないねん。

ただし、分数や特殊記号を表示したい場合には、

  1. 分数の表示: Excelではセルに数式を直接入力することができます。例えば、”1/2″と入力すれば分数として表示されます。
  2. 特殊記号の挿入: 特殊記号を表示したい場合は、Excelの”挿入”タブを使用して、シンボルや特殊文字を挿入することができます。挿入したい位置をクリックしてから、”挿入”タブの”シンボル”オプションを選択します。そこから特殊記号を選んで挿入できます。

1.エクセルで数式をセル内に表示する方法は簡単!

1. 数式をそのまま文字列として表示する方法

セルに数式を入力しても、エクセルは通常その計算結果を表示します。しかし、以下のようにすれば数式自体を表示可能です。

手順
  1. 数式の先頭にシングルクォート (')を追加する。
    • 例: '=A1+B1 と入力すると、セル内に =A1+B1 がそのまま表示されます。
  2. シングルクォートは表示されませんが、数式そのものが文字列として扱われます。

2. [数式の表示/非表示] 機能を使う方法

エクセルの機能で、ワークシート全体の数式を一括で表示することも可能です。

手順
  1. ショートカットキーを使う
    • **Ctrl + (バッククォート)** を押す(キーボードの左上、1`キーの下)。
    • 再度押すと元に戻ります。
  2. リボンから設定する
    1. [数式] タブに移動。
    2. [数式の表示] をクリック。

3. 関数を使って数式を取得する方法

セル内の数式を別のセルに表示させたい場合は、以下の方法を使用します。

GET.CELL 関数を使う(名前定義が必要)

エクセルの古い機能を使いますが、これでセルの数式を取得できます。

  1. 名前の定義を設定
    1. [数式] タブ → [名前の定義] をクリック。
    2. 名前を「数式表示」などに設定し、参照先に以下を入力:excelコードをコピーする=GET.CELL(6,INDIRECT("RC",0))
    3. [OK] を押して閉じます。
  2. 数式を表示
    • 数式を表示したいセルに以下を入力:excelコードをコピーする=数式表示(A1)
    • A1セルの数式が表示されます。

4. VBAを使う方法

VBAを使えば、シート内のすべての数式を別の列にコピーして表示することも可能です。

サンプルコード
vbaコードをコピーするSub 数式を表示()
    Dim rng As Range
    Dim cell As Range

    ' シート内のセル範囲を指定
    Set rng = Selection '選択範囲に変更できます

    ' 数式を別列に表示
    For Each cell In rng
        If cell.HasFormula Then
            cell.Offset(0, 1).Value = cell.Formula '1列右に数式を表示
        End If
    Next cell
End Sub
手順
  1. Alt + F11でVBAエディタを開く。
  2. 挿入 → モジュールを選択し、上記コードを貼り付ける。
  3. Alt + F8で「数式を表示」を実行。
  4. 選択したセルの右隣に数式が表示されます。

まとめ

  • 単純に数式を見たいだけなら Ctrl + ` が最速。
  • 他のセルに表示する場合は GET.CELLVBA が便利。

使いたい目的に応じて最適な方法を試してみてください!

2.複雑な数式や特殊な表示を実現

また、Excelには数学関数やユーザー定義のマクロを使用して、複雑な数式や特殊な表示を実現することができます。その場合は数式を手書きする代わりに、数学関数やマクロを利用して計算や表示を行います。

なお、Excelのバージョンや設定によっては、特定の拡張機能やアドオンを導入することで手書き入力に対応させることもできるかもしれません。Excelの最新バージョンを確認し、オンラインで利用可能な拡張機能やアドオンを調査してみると良いでしょう。

「挿入」タブから、「記号と特殊文字」→「数式」→

記号と特殊文字から「数式」を選ぶ
記号と特殊文字から「数式」を選ぶ

すると「円の面積」「2項定理」「和の展開」など有名な公式が表示されます。それらの一番下に「インク数式(k)」があります。それをクリックすると・・・

「ここに数式を書きます」が表れます。そこに例えば『(3+x)2乗』と書くと、その上に正式な式が表示されます。「選択と修正」は、修正したい文字があったら囲んで、候補から正しい文字列を選択します。数式が完成したら、「挿入ボタン」をクリックします。

数式が作成された
数式が作成された

なお、枠内をクリックすると数式を編集することができます。

数式については、Excelには強力な計算エンジンが備わっており、数式を使って簡単な四則演算から複雑な統計処理まで、さまざまな計算を行うことができます。Excelはまた、関数と呼ばれる特別な数式を提供しており、これらの関数を組み合わせて複雑な計算を行うこともできます。例えば、IF関数やVLOOKUP関数などは、Excelでよく使われる関数の一部です。

もちろん!エクセルでは複雑な数式や特殊な表示を実現する方法がいろいろあります。どんな数式や表示を実現したいかによって、使う機能が変わってくるんやけど、いくつかの面白い例を挙げてみるで。

1. 複雑な数式の使い方

エクセルでは、いくつかの関数を組み合わせて複雑な計算をすることができるんやけど、代表的なものを紹介するで。

IF関数の入れ子

例えば、IF 関数を何回も入れ子にして条件によって異なる結果を返すようにする方法やな。

  • 例: 数値が0より大きいか小さいか、さらにその結果を「大」「小」「ゼロ」と表示したい場合:excelコードをコピーする=IF(A1>0, "大", IF(A1<0, "小", "ゼロ"))

これで、A1が正の数なら「大」、負の数なら「小」、ゼロなら「ゼロ」が表示されるわけや。

複数条件を使うAND/OR

ANDORを使うと、複数の条件を満たす場合に結果を表示させることができるんや。

  • 例: 数値が5以上かつ10以下なら「OK」、それ以外は「NG」excelコードをコピーする=IF(AND(A1>=5, A1<=10), "OK", "NG")

これで、A1が5以上10以下なら「OK」、それ以外なら「NG」が表示されるで。

VLOOKUP + IF

VLOOKUPIFを組み合わせると、指定した値に基づいて特定のデータを検索して表示することができるんや。

  • 例: 顧客コードに応じて顧客名を表示するけど、もし顧客が「退会」してたら「退会者」と表示する場合:excelコードをコピーする=IF(VLOOKUP(A1, 顧客データ, 2, FALSE)="退会", "退会者", VLOOKUP(A1, 顧客データ, 2, FALSE))

これで、A1の顧客コードに対応する顧客名が「退会」となっていれば「退会者」と表示される仕組みやな。

2. 特殊な表示の方法

条件付き書式

セルの値に基づいて、自動で色を変えるなどの特殊な表示ができる「条件付き書式」を使うと、データが視覚的に分かりやすくなるで。

  • 例: 売上が100万円以上なら緑色、それ以下なら赤色に変える
    1. セルを選択して、「ホーム」タブ → 「条件付き書式」 → 「新しいルール」を選択。
    2. 「セルの値」→「指定の値以上」で、値に1000000を入力。
    3. 緑色を設定。
    4. 同様に「指定の値以下」で1000000を入力し、赤色を設定。

これで、売上が100万円以上なら緑色、それ以下なら赤色に変わる。

テキストの色やフォントを条件で変える

TEXT関数を使って、数値を特定の形式で表示することもできるんや。

  • 例: 数字を「0円」として表示したい場合:excelコードをコピーする=TEXT(A1, "0円")

これで、A1に入ってる数値が「1000」なら「1000円」と表示されるようになるんや。

数式で文字列と数値を組み合わせる

数式内で文字列と数値を組み合わせると、より複雑な表示ができるんや。

  • 例: 「売上:1000円」と表示したい場合:excelコードをコピーする="売上:" & TEXT(A1, "0円")

これで、A1に入ってる数値が「1000」なら「売上:1000円」と表示されるで。

3. 高度な例: 配列数式

配列数式を使えば、複数の条件を満たすセルをまとめて処理したり、複数の値を同時に計算することができるんや。

  • 例: A列の数値が1~10の範囲内にあるセルの合計を求める(配列数式)
    1. 次の数式を入力(Ctrl + Shift + Enterで確定する)。
    excelコードをコピーする=SUM(IF(A1:A10>=1, IF(A1:A10<=10, A1:A10, 0), 0))

これで、A1からA10の間で1~10の範囲内の数値だけを合計することができるんや。

あとがき

エクセルで複雑な数式や特殊な表示を実現する方法はたくさんあるで!条件付き書式や関数をうまく使いこなせば、データ分析やレポート作成がグッと楽になるし、見た目もおしゃれにできるんやで。試してみてな!

何なりとお申し付けください。