【実証済み】バックアップと消したファイルの保存で即起動の方程式

ファイルの山 情報セキュリティ
ファイル

きょうはパソコンのデータについて学びます。

パソコンを使い続けていると、蓄積するのが「データ」です。パソコンは壊れたら修理して、買い替えたりもできますが、データを失くすと同じものを作り出すのは困難です。

ともすると、目に見えるハードウェアを大事にし、データはそっちのけ。ふだんからバックアップしておけば、万一の場合も安心です。

きょうはあなたと、大切なデータを守って保存するすることを学びます。

1.マイドキュメント

データ
データ
taka
taka

「ファイル」とは「文書」のこと。ハードディスクには大量の文書がどんどん蓄積していきます。

これだけ蓄積していくと、「さて、どこにあったかな?」と、ファイルを再び呼び出せるかどうかです。Windowsではワード・エクセルなどの文書は、特に指定しない限り「My Document」に保存されます。

「My Document」は、いわばファイルを入れておく「箱」です

どちらかというと「ショートカット」のようなものじゃないでしょうか。

マイドキュメント
マイドキュメント

ハードディスクは巨大な倉庫とすれば、ドキュメントは、書類箱のようなものです。Windows(c)には「ユーザー」があり、たどっていくと「owner」があり、その中には、画像をしまう「ピクチャー」、音楽データをしまう「ミュージック」、文書をしまう「ドキュメント」などもあります。

My Document とドキュメント、2つあるのですね。どう違うのか?
前者は単なる「ショートカット」のようです。後者が「メイン」のようですね。

“My Document”(マイドキュメント)と「ドキュメント」は、基本的には同じものを指す場合がありますが、使われるコンテキストによって異なることがあります。

  1. My Document(マイドキュメント):
    • 英語圏でよく使われる表現で、特にWindowsの古いバージョンではユーザーのドキュメントを保存するためのデフォルトフォルダとして「My Documents」という名前が使われていました。
    • 現在では、「My Documents」は「Documents」という名前に変更されています。
  2. ドキュメント:
    • 日本語で「ドキュメント」と言った場合、一般的には「文書」や「書類」を指すことが多いです。
    • コンピュータ上で「ドキュメント」と言った場合、「Documents」フォルダのことを指すことが多いです。このフォルダには、ユーザーが作成した文書ファイルが保存されます。

まとめると、基本的に同じものを指していることが多いですが、「My Document」は特定のフォルダの名前であり、「ドキュメント」は一般的な文書や書類を指す広い意味合いがあります。

マイドキュメント
マイドキュメント

パソコン操作の基本は、作業に使うファイルを、対応ソフトで実行することです。デスクトップにファイルを置いて、ダブルクリックするだけです。わたしはふだん何気なくカチカチとやってきましが、実はシングルクリックにできるんですね。

パソコンには素早く操作するための仕掛けがいろいろあります。

1.シングルクリックで開く

「ダブルクリックは面倒」と、2回よりも1回で済むならそのように変更したいばあい、設定を変更できます。「スタート」→「コントロールパネル」→「デスクトップのカスタマイズ」→「エクスプローラーのオプション」→「シングルクリックかダブルクリックの指定」→「ポイントして選択し、シングルクリックで開く」のボタンにチェックを入れます。

シングルクリックで開く
シングルクリックで開く

ソフトやファイルをフォルダ、ファイルなどをシングルクリックで素早く開けます。

2.ファイル操作を快適に

シングルクリックで開く
シングルクリックで開く
taka
taka

ファイル操作の基本は、ドラッグ&ドロップです。

1.ファイルのコピーや移動の基本操作

コピー/移動したいファイルを選択しマウスの左ボタンを押したまま動かし、コピー/移動先のフォルダーフォルダーの上で指を離します。

マウスのボタンを離します。同じドライブの場合、そのまま離すと「移動」、Ctrlキーを押しながら離すと「コピー」になります。まあ、このあたりはほとんどの人がやってるんではないでしょうか。

ドラッグ操作をせずコピー/移動
ドラッグ操作をせずコピー/移動

ファイル上で、右クリックまたはキーボードショートカットの「コピー/切り取り」を選択。目的のフォルダー上で右クリックまたは、キーボードショートカットの「貼り付け(Ctrl+V)」を選択。キーボードを使う方がパソコン上級者っぽくっていいじゃないですか。

2.複数のファイルを選択する

連続するファイルを一気に選択

  • 先頭のファイルを選択し、Shift キーを押しながら左クリック————shift + マウス
  • キーボードを使う方法は、Shift キーを押しながらカーソルキーで移動—shift + →

離れたファイルを選択

  • 1つ目のファイルを選択し、Ctrl キーを押しながら次々と左クリック
  • キーボードを使う方法は、Ctrl + カーソルキーで次のファイルまで移動、 Ctrl +
    スペースキーで選択

すべてのファイルを選択

  • Ctrl キーを押しながら A を押す

なお、ファイルを選択した状態で、Delete キーを押せば、ごみ箱へ移動します。

みか
みか

これもマウスを動かす手間がかからずオススメです。

3.あのファイルはどこだ? コツはワイルドカード

コントロールパネル
コントロールパネル
taka
taka

スタートボタンの右にある「検索ボックス」に、例えば「Windows」という文字を入れてみます。

「Win」と入力するだけですぐ候補が上がってきます。コントロールパネルを探すばあい、これが一番早い方法かもしれません。

次に「その他」の中の「写真」を選び「リンゴ村から」と入力します。

リンゴ村から
リンゴ村から

YouTube をはじめ色々出てきました。YouTube の検索とかなり内容が違うような気がします。

ワイルドカード「?」を入れてみると
ワイルドカード「?」を入れてみると

「ワイルドカード」を使います。代表的なのが「?」「*」です。どちらも「半角」で使うのがコツです。

例えば「関?原」と「?」を入れて検索すると「関ケ原」でも「関が原」でも引っかかります。また「関ケ原*」と打てば、関ケ原で始まるすべてのファイルを、「*関ケ原」と打てば、関ケ原で終わるすべてのファイルを引き出してくれます。

mika
mika

検索は「習うより慣れよ」ですね。条件の組み合わせで効率的に絞り込みできます。

1.グループ化

グループ化
グループ化

ドキュメントにはファイルがどんどんたまりますから、数が増えてくるとゴチャゴチャしてファイルが見つけにくくなります。

そこで使いたいのが「グループ化」です。「表示」→「グループ化」をクリックすると、日付・種類・サイズ・タグ・作成日時・・・などが出てきます。「更新日時」はファイルを最後に保存した日付ですからわかりやすい。

新しいフォルダ
新しいフォルダ
taka
taka

もっとすっきりさせるには「新しいフォルダ」を作り、そこに箱分けすることです。

「ホーム」→「新しいフォルダ」をクリックすると、右下に「それ」が表れました。青色反転の名前はすぐ変更できます。フォルダを1回クリックした後、ウィンドウの左に表れる「このフォルダの名前を変更する」を選びます。

これも限界がありますね。どんどんフォルダがたまっていく可能性があるからです。その根本的な解決策は「検索」です。ファイル名や文章中に出てくる単語を手掛かりに、パソコン自身にファイルを探させるのです。Windows 検索は残念ながらこれが「遅い」のです。

以前は 「Google デスクトップ検索」というのがありましたが、11年にサービス終了しています。クラウドの移ったことと、他社の「検索」の向上が撤退の理由らしいのですが。

Windows10のパソコンでは、「Windows Search」というサービスが動作しています。検索ボックスからファイルやアプリケーションの検索を行う際に使用されます。Windows Searchが有効化されていると、検索ボックスから検索でファイルの検索やアプリケーションの検索を行うことができるほか、テキストの全文検索が有効になります。

Windows Searchを無効化すると、ファイルが検索にできなくなります。テキストの全文検索も行えません。代わりに「エクスプローラーで検索」が表示され、エクスプローラー上でのファイル検索は行うことができます。

mika
mika

Windows Searchを無効化すると、ファイルが検索にできなくなります。

4.音声ファイルを作ってみる

ボイスレコーダー
ボイスレコーダー
taka
taka

パソコンにマイクをつければ、自分の音声などの録音・保存ができます。

マイク端子にプラグが合うマイクを用意して、そこに差し込みます。「マイクはもってない」人は、ステレオイヤホンやヘッドホンを代用できます。耳から聞こえるものをマイクの代わりにするのです。

「スタート」→「ボイスレコーダー」画面が出てきます。「録音アイコン」を押すと、下の録音秒数が動き始めます。レコーディングの中央にある「△」をクリックすると再生されます。

右下の「・・・」をクリックすると「ファイルの場所を開く」で、この「古城」がどこに保存されているかわかります。

正常な接続ならば、この音声ファイルは、WAVE形式で、拡張子は「.wav」です。音声ファイルをメールに添付して送れば、ボイスレターになります。

パソコン起動時の効果音にも使えます。効果音を変えるときには、「コントロールパネル」→「ハードウェアとサウンド」→「サウンド」システムサウンドの変更から、そこに出てきた多数の項目から音を選びます。

サウンド
サウンド
mika
mika

「Windows テーマの変更」で先ほどの「古城」を選べば、自分の歌った声で流れてきます。

5.大切なデータを守って保存

大切なデータを守って保
大切なデータを守って保
taka
taka

ふだんからデータをバックアップしておけば、いざというとき安心です。

昔からある方法としては、外付けハードデスクがあります。これならパソコンが壊れて起動しなくても新しいパソコンに接続すればデータを取り戻せます。

他にも CD-R や DVD±R を利用する場合、バックアップのたびにメディアが必要になったり、書き込みに時間がかかったりするので、ハードディスクの方が便利です。「オンラインストレージ」を使う方法もあります。

1.スマホ(Android のばあい)

データセーバー モードがオンになっている場合、Wi-Fi を利用できないと、Google Play が影響を受けることがあります。データセーバー モードで、Google Play がモバイルデータ通信経由でもバックグラウンドデータを取得するよう設定できます。

デバイスの設定アプリ
を開きます。

[ネットワークとインターネット] をタップします。
[データ使用量]

[データセーバー] をタップします。
データセーバーがオフになっている場合は、特に何もする必要はありません。データセーバーがオンになっている場合は、手順 5 に進んでください。

[データへの無制限アクセス] をタップします。
下にスクロールして Google Play ストア アイコン をタップします。
オンにするアプリまたはサービスをタップします。

バックアップには大きく分けて2つあります。「バックアップ」は必要なデータを選んで保存する方法で、「システムイメージの作成」でのバックアップは、OS や起動に必要なデータなどドライブ丸ごと保存する方法です。

2.Windows 10の「バックアップ」

  • 保存内容:必要なデータを個別に選んで保存する。
  • 用途:個々のデータが破損したり、紛失、消去したりした場合に備えてバックアップとして保存。
  • 特長:自動で定期的に、ファイル、アプリケーションなど個々のデータをバックアップし、復元対象も個別に選べる。
  • 使用ツール:Windows10の「ファイル履歴」を使って自動でバックアップするなどもできる。

3.Windows 10の「システムイメージの作成」でのバックアップ

  • 保存内容:OSや起動に必要なデータなどドライブ丸ごと保存する。
  • 用途:Windows 10の OS
    が破損や、ウイルス感染した場合、データやソフト、ドライバすべてを消してパソコンの起動に必要なデータを保存。
  • 特長:C ドライブや D ドライブのすべて、OS や環境設定含めパソコンの起動に必要なデータを保存・復元できる。
  • 使用ツール:Windows 10の「バックアップと復元」を使用する。

「システムイメージの作成」でのバックアップは、すべてバックアップするため、通常の「バックアップ」の機能も兼ね備えています。

mika
mika

ドライブ全部のバックアップとなると、時間やバックアップ用の保存容量も必要になるので一長一短です。

6.消したファイルの復旧

消したファイルの復旧
消したファイルの復旧
taka
taka

ファイルを消すことは、パソコンでもっとも頻繁に行う操作の一つです。

それだけにミスもつきもの。消してはいけないファイルを、うっかり消してしまった損失は計り知れません。「ゴミ箱」に捨てた状態なら、ごみ箱から取り出せば済みます。でも、ファイルを本当に消してしまったら復旧させるのが難しい。それが、メモリーカードや USB メモリーのファイルならなおさらです。

さて、メモリーカードやハードディスクから誤ってファイルを消失したばいには、「ファイル復旧ソフト」の出番になります。消したのに復旧できるとはどういうことなのでしょうか?

実は、パソコンがファイルを消すときには、完全に消しているわけではないのです。ファイルを管理する部分だけを消し、パソコンからファイルが見えないようにしているだけです。ですから、パソコンが消した部分を復活させれば、ファイルが復活するのです。

これを行うのが「ファイル復旧ソフト」なわけです。もしパソコンを捨てるときは、ハードディスク内のデータを「完全消去」しないと、中古パソコンなどから個人情報を抜き取られる恐れがあります。

最後の切り札のファイル復旧ソフトですが、すべて復旧できるとは限りません。ファイルが元々あった「跡地」の上に、新に別のファイルが作られてしまうと処置なしです。跡地がまだ空いている、すなわちファイルが復旧できるかは、ユーザーの側から確認できない。

また、同じファイル名で別のファイルを上書きした後では、残念ながらほとんど復旧できません。

ファイルを消した直後ならまだしも、消してから数日たっていたりすると無理です。

あとがき

データのバックアップと消去したファイルの復旧保存には、バックアップソフトウェアを使用して、定期的にデータのバックアップを作成します。一般的なバックアップソフトウェアには、Acronis True Image、Carbonite、Backblazeなどがあります。これらのソフトウェアは、ファイルやディスクのイメージを作成し、必要に応じてデータを復元する機能を提供します。

オンラインストレージサービス(クラウドストレージ)を使用してデータをバックアップすることもできます。代表的なサービスには、Google ドライブ、Dropbox、Microsoft OneDrive、Amazon S3などがあります。これらのサービスを使用すると、ファイルをクラウド上に保存し、必要な時に復元することができます。

ファイルを誤って削除した場合や、データが破損した場合には、データ復元ソフトウェアを使用することができます。代表的なソフトウェアには、RecuvaEaseUS Data Recovery WizardStellar Data Recoveryなどがあります。これらのソフトウェアは、削除されたファイルやフォーマットされたディスクからデータを復元するための機能を提供します。

ファイルシステムが破損した場合には、ファイルシステムの回復が必要になることがあります。一部のデータ復元ソフトウェアには、ファイルシステムの回復機能が組み込まれている場合があります。また、専門のデータ復旧サービスを利用することもできます。

    これらの方法やツールを使用することで、データのバックアップと削除したファイルの復旧保存が可能になります。ただし、データ復旧の成功率は状況やファイルの状態によって異なる場合があります。重要なデータを保護するためには、定期的かつ信頼性の高いバックアップ方法を使用することが重要です。

    コメント

    何なりとお申し付けください。