きょうは管理画面について学びます。
「WordPressの管理画面が表示されない!」
今まで映っていたのに、白い画面に何やら文字が・・・。
こういった現象に遭遇したことないでしょうか?
それは、ダッシュボードのアドレス設定を、間違って変更してしまったからかもしれません。たった一瞬のうちに様々な思いが芽生え、それが渦巻き状に絡み合いながら胸の中を駆け巡っています。
きょうはその対処法です。
1.WordPress『サイトで技術的な問題が発生しています』
WordPressのダッシュボード、「設定」‐「一般」メニューを見ると
WordPressアドレス(URL)とサイトアドレス(URL)があります。WordPressアドレスはインストールした「場所」なので、これを間違って http://pckatada.wp.xdomain.ne.jp
としてしまったらどうなるでしょうか?
- WordPressアドレス — WordPressをインストールした場所
- サイトアドレス — WordPressにアクセスするためのアドレス
です。「この、http://pckatada.wp.xdomain.ne.jp は見つかりません」と表示されてしまいます。ニッチもさっちもいかずうろうろしていると、WordPress から緊急メールが届くでしょう。
と表示されました。それほど、難しい操作も必要ないので少し安心しました。
今回は、Xサーバーで「phpMyAdmin」というツールを使用する修復手順です。他のサーバーの場合は、「サーバー名 + データベース修復」などで検索するとよいかもしれませんね。どっちにしろ初めての案件なので試行錯誤しながらということになります。
「サイトアドレス」は直しても構いませんが、WordPress アドレスはダメなんですね。2つは同じ場合もありますし、違う場合もあります。2つが違っていても、特に変更する必要はないのですが、WordPress アドレスやサイトアドレスを間違って変更してしまったら、どう対応したらいいのでしょう。
データベース側で問題が発生していています。破損したデータベースを修復する必要があります。
とりあえず、XFREE の管理パネルからログインします。
2.WordPress 管理パネルログイン
「設定」をクリックします。
ここです。この「データベース管理」がポイントでしょう。
「データベースのバックアップ」WordPress のデータベースをバックアップ(エクスポート・インポート)することが可能です。他サービスからのデータ移行や、アップデートの際のバックアップにご利用ください、とありました。
つまり、ここが肝心なところなのですが、間違って入力してしまうと、「取り返しのつかないことになってしまうのでエクスポート、つまり元本のままコピーしておきましょう、と言ってるわけですね。間違えてしまったらインポート、つまり元本のままもとに戻しましょう、ということでしょう。
「phpMyAdmin へのログイン」WordPressで使用しているデータベースの管理を行います。
ここで、「間違えたところを修正する」のです。
それでは、「データベースのバックアップ」をクリックしてみます。
SQLファイルをエクスポートします。エクスポートしたファイルは、「インポート」メニューよりデータ復元の際等にご利用可能です。圧縮形式をお選びの上、エクスポートを行ってください、とあります。
ダウンロードは自動的に開始されます。ダウンロードされたファイルをPCに保存してください、と表示されました。※1分以上待ってもダウンロードが開始されない場合はコチラをクリックしてダウンロードしてください。
これで自分のPCにダウンロードされました。ひとまず安心です。
3.「phpMyAdmin へのログイン」
見慣れない画面がでてきました。
phpMyAdminは、MySQLデータベースを管理するための無料でオープンソースのウェブベースの管理ツールです。MySQLデータベースに対してクエリを実行したり、テーブルやビューを作成したり、データを編集したりすることができます。また、データベースのバックアップや復元、ユーザーアカウントの管理なども行うことができます。
phpMyAdminは、ウェブブラウザから直接アクセスすることができ、直感的なインターフェースを提供しています。データベースの構造やデータを可視化し、効率的に管理するためのさまざまな機能が備わっています。また、複数のユーザーアカウントを作成し、アクセス権を制御することも可能です。
phpMyAdminは、PHPで開発されており、ほとんどのウェブホスティングサービスやサーバー環境で利用することができます。データベース管理のための強力なツールとして広く使用されており、開発者やシステム管理者にとって便利なオプションです。
左側の pckatada_w1 をクリックしてみます。修復したいドメインのデータベースです。
「wp_options」をクリックしてみます。
ついに出ました~!
http://pckatada.wp.xdomain.ne.jp
http://pckatada.wp.xdomain.ne.jp
の ne だけを「そぉとカーソルを近づけて消します」
これで「設定」は終わりです。
×をつぎつぎ消していって、最後におそるおそるブックマークの「pc-katada」をクリックしてみます。
ついに出ましたー!サイトが再現しました。ダッシュボードの管理画面もでました。
設定ファイルを編集する典型的な方法。
●phpMyAdminによるWordPressアドレスの変更
- データベース管理ツール phpMyAdmin から変更する。
- phpMyAdminからWordPressデータベースのwp_optionsテーブルにアクセスして、「option_name」が「siteurl」の行を探します。
- 「編集」ボタンをクリックして option_value に正しい WordPress
アドレスを入力します。「実行する」ボタンをクリックすると変更完了です。
InstantWPは、WordPressの初心者や開発者にとって便利なツールですが、最新の情報や機能については公式ウェブサイトやコミュニティの情報を確認することをおすすめします。
- InstantWPは、WordPressをローカル環境で簡単にセットアップできるツールです。ローカル環境での開発やテストに便利であり、ウェブサイトの作成やプラグインやテーマの開発を行う際に役立ちます。
- WordPressのサーバー環境やデータベースの設定などを手動で行わずに、簡単にインストールできます。一つのパッケージとして提供されており、ダウンロードして展開するだけで使用できます。
- コンピュータ上で完全なWordPress環境を提供します。これにより、インターネット接続がない場所でもウェブサイトの作成や開発が行えます。また、ローカル環境でのテストやトラブルシューティングも容易です。
- WordPressのマルチサイト機能をサポートしています。マルチサイトを使用することで、複数のウェブサイトを1つのインスタンスで管理できます。
- InstantWPを使用することで、新しいプラグインやテーマのテストを行うことができます。サイトに影響を与えることなく、安全に実験や変更を行うことができます。
あとがき
今まで映っていたのに WordPress の管理画面が表示されない!
今まで住んでいた家が突然解体され、その空白地を眺めているうちに、私は自分がこの世界にひとりぼっちで残されてしまったような気がしてきました。
いったん白い画面になってしまったら、もう2度と夜明けがこないのではないかという気さえします。長い間、ただあてもなく空白の中に身を沈めていました。椅子からゆっくりと立ち上がり、洗面所に行って用を足しました。冷たい水で顔も洗いました。
ダッシュボードに書かれたことを思い出し、それを実行してみたら比較的スムーズにいきました。失敗もなく、先を見通せば必ず、それを達成する方法を見だすことができました。失敗を恐れないこと、失敗感を克服することで解決したのです。
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