孤独と貧困から自由になる働き方の未来図 WORKSHIFT ワーク・シフト

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きょうはロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラットン作の本について学習します。

英タイムズ紙の選ぶ「世界のトップビジネス思想家15人」の1人です。

あなたは4年後をどう生きてますか?
どんな職業がいいのか考えたことがありますか?
お金もちになるのが幸せな生活でしょうか?

将来に希望を持ちにくい世の中ですが、だからといってただのうのうと生きたくないですよね?

私たちに、数年後の未来の生き方がわかれば希望がもてますよね?

きょうはその「選択」を教える「本」を読んでみます。

孤独と貧困から自由になる働き方の未来図

これからの働き方は、家からでも仕事できるリモートワークがもっと普及するで。自分の好きな場所で仕事できるから、家族や友達と一緒に過ごす時間が増えて、孤独を感じにくくなるんや。一つの仕事だけやなくて、複数の仕事を掛け持ちするパラレルキャリアが増えるやろな。自分のスキルや趣味を活かして、副業で収入を得ることができるから、貧困からも脱出しやすくなるで。

インターネットがあればどこでも仕事できるデジタルノマドも増えるで。日本国内だけやなくて、世界中を旅しながら仕事することができるから、いろんな人と出会えて、孤独も感じにくくなるんや。働く仲間とオンラインでつながるコミュニティがもっと増えるで。SlackやDiscord、Zoomなどを使って、リアルタイムでコミュニケーション取れるから、孤独感を感じにくくなるんや。

自分のスキルを必要としてる人に提供するスキルシェアリングが広まるで。フリーランスとして働けば、自分のペースで仕事できて、収入も増やせるから、貧困から脱出しやすくなるわ。未来には、ベーシックインカムっていう、全ての人に一定の収入を保障する制度が導入されるかもしれん。これが実現すれば、最低限の生活は保障されるから、貧困の心配せんでもええんや。

社会貢献を目的としたソーシャルエンタープライズ(社会企業)で働く人も増えるやろな。自分の仕事が社会の役に立つって感じることで、孤独感が減り、やりがいも増えるんや。企業が従業員のメンタルヘルスを重視するようになるで。カウンセリングやメンタルヘルスプログラムを提供することで、孤独やストレスを減らし、働きやすい環境を整えるんや。

    こんな感じで、未来の働き方はもっと柔軟で、多様な生き方ができるようになると思うで。

    1.孤独も貧困も乗り越えて、もっと自由に生きられる時代が来る

    子どもには、「自分で新しいビジネスが開かれること」、経営者には、「手本を示すこと」、政治家には、「5つの要因が未来を形作る」といっています。

    その日、私は、朝の9時に玄関を開け、開店前に机の上を拭いたり、床を掃いたりして、それから1日中、机と机の間をのべつまくなしに往復、料金を受け取ったり、領収書を発行したり動きまくって、そのお手当てが数千円。そんな日もありました。頑張ろうや!

    2.未来を形作る5つの要因

    「あなたは今、幸せですか?」と問われれば、「不幸せとはいえない」と思います。では「幸せ」かというと、介護を受けてないし一応健康ではあり、経済的にも精神的にも自立して生活しているので幸せと感じないわけにはいかないのかもしれません。

    個人の幸福度は所得が増えれば上昇するが、所得が一定水準を超えるとあまり上がらないようです。上昇した状態への慣れや、周りの人の所得も上がっていると、相対比較では上昇が実感できないからだとか。

    失業は幸福度にマイナスのイメージを与えます。社会に居場所をなくす心理的な側面や、人は労働すべきだという社会的規範を満たさないと感じるからでしょうか。

    前者は私には程遠い話です。よって幸福ではありません。後者も、私はすでに働く年令ではないので関係ありません。思えば、私の20代は”本がたくさん読める書店員”でありながら、ほとんど読んだ記憶がありません。20代でどんな本をどれくらい読んだか、それがその人の人生の質を決めると述懐しています。

    既婚者の幸福度は未婚者より高く、子どもは幸福度を高めます。こうした日金銭的要因は、幸福度を持続させるでしょうね。金銭以外にどんな要因が人の幸福に重要なのでしょうか。

    1.テクノロジーの進化

    1. テクノロジーが飛躍的に発展する。
    2. 世界の50億人がインターネットで結ばれる。
    3. 地球上のいたるところで「クラウド」を利用できるようになる。
    4. 生産性が向上し続ける。
    5. 「ソーシャルな」参加が活発になる。
    6. 知識のデジタル化が進む。
    7. メガ企業とミニ活動家が台頭する。
    8. バーチャル空間で働き、「アバター」を利用することが当たり前になる。
    9. 「人工知能アシスタント」が普及する。
    10. テクノロジーが人間の労働者にとって代わる。

    思わずため息をつかされるところです。ほとんどがこのように変貌しているからです。ひきくらべて我が身に絶望させられ、それでも密かに、励まされるところでもあります。

    2 グローバル化の進展

    1. 24時間・週7日休まないグローバルな世界が出現した。
    2. 新興国が台頭した。
    3. 中国とインドの経済が目覚ましく成長した。
    4. 倹約型イノベーションの道が開けた。
    5. 新たな人材輩出大国が登場しつつある。
    6. 世界中で都市化が進行する。
    7. バブルの形成と崩壊が繰り返される。
    8. 世界のさまざまな地域に貧困層が出現する。

    グローバル化は1部の勝者と大半の敗者を生むものです。お話にもならず置いて行かれるから、さらに哀れでもあります。負け方が大事なのだけれど、その大事な負け方の心得を、きちんと教えてくれない。今の世の中は、これこそ酷なことだ。

    3 人口構成の変化と長寿化

    1. Y世代(1980~95年)の影響力が拡大する
    2. 寿命がながくなる。
    3. ベビーブーム時代の一部が貧しい老後を迎える。
    4. 国境を越えた移住が活発になる。

    4 社会の変化

    1. 家族の在り方が変わる。
    2. 自分を見つめなおす人が増える。
    3. 女性の力が強くなる。
    4. バランス重視の生き方を選ぶ男性が増える。
    5. 大企業や政府に対する不信感が強まる。
    6. 幸福感が弱まる。
    7. 余暇時間が増える。

    5 エネルギー・環境問題の深刻化

    1. エネルギー価格が上昇する。
    2. 環境上の惨事が原因で住居を追われる人が現れる。
    3. 持続可能性を重んじる文化が形成され始める。

    3.「漫然と迎える未来」の暗い現実

    社会で格差が拡大すると、社会不安が増大する可能性が非常に強まります。社会の中の信頼感もそこなわれるでしょう、一般に格差が大きいほど、人間は他人を信頼しなくなる傾向があります。信頼が減退すれば、人々はあまり協力しなくなり、ものごとも共有しなくなり、他人の行動に関して楽観的な考えをしなくなります。

    不安を感じさせる最大の要因はおそらく、自分が成功していないという思いです。自尊心が傷ついたり、社会的地位が脅かされていると感じたりするとき、私たちは不安にさいなまれやすいです。成功している人と自分の差を思い知らされれば、とりわけ自尊心が傷つき、劣等感が強まります。

    未来の世界では、これまでの先進国と途上国の色分けとは関係なく、世界のあらゆる地域に貧困層が出現します。引く手あまたに人材が続々と一部の地域に引き寄せられる反面、グローバルな人材市場に加わる専門技能のない人たちは、経済成長から取り残された土地に縛られます。

    暗い未来のシナリオを書き換えるためには、さまざまなことを試し、対抗策をとること、そして厳しい選択を行い、新しい能力を身につけることが不可欠です。暗い未来を避けるために必要とされる多くは、個人単位では実行できないように思えるかもしれません。

    しかし、世界が一つに結びつく時代には、それまでの時代にはありえなかったような形で世界の人々が共同行動をとる道が開けます。未来の世界で成功を収めるうえでは、そういう共同行動が非常に重要だと私は考えています。

    それに輪をかけて重要なのは、未来に価値を持つ専門技能と能力を見極めて、それを身につけ、しかも新たに価値を持ち始めた専門分野に次々と「脱皮」していく心構えを持つことだと思います。

    4.「主体的に築く未来」の明るい日々

    「量は質の変化を生み出す」。SNS
    で世界中の50億人が結び付き、能動的に活動すれば、過去の延長線上にない画期的なアイデアが誕生し、集積効果を通じて、新しい物事の創造と共有が、前例のないレベルまで進みます。

    世界中で何十億人のもの人たちがミニ起業家として働き、他のミニ起業家とパートナー関係を結んで、相互依存しつつ共存共栄していく仕組み—–「エコシステム(生態系)」と呼ばれる—–を築くようになります。特定の大企業ではなく、こうしたミニ起業家たちのエコシステムが市場の方向性を大きく作用するようになります。

    働き方を<シフト>する

    今後数十年の間に、仕事の世界で多くの変化が起き、キャリアや働き方に関する古い常識が次々と葬り去られます。世界中の企業でピラミッド型の組織構造が崩れ、全員が毎日午前9時から午後5時まで働くという勤務形態が揺らぎます。昔であれば不利な状況に置かれていた国に生まれて人たちも、グローバルな人材市場に加わるチャンスを手に入れます。

    第1の資本

    知的資本。学校教育はおおむね、この種の知識と思考力を養うことを目的としております。未来の世界では、キャリアで成功を収めるうえで知的資本の役割がますます大きくなるだろうと思います。

    グローバルが進展し、テクノロジーが進化して世界が一体化する時代には、あなたと同種の知識や技術を持っていて、しかもあなたより早く、安く、上手に同種の仕事を行える人が何百万人も現れます。その他大勢から自分を差別化することがますます重要になるのです。

    未来の世界では、広く浅い知識を持つのではなく、いくつかの専門技能を連続的に習得していかなくてはなりません。

    第2の資本

    人間関係資本。高度な専門知識と技能を持つ人たちと一緒に価値を生み出していかなくてはなりません。私たちは孤独に競争するのではなく、他の人たちとつながり合ってイノベーションを成し遂げることを目指す姿勢に転換する必要があります。

    第3の資本

    情緒的資本。自分自身について理解し、自分の行う選択について深く考える能力、勇気ある行動をとるために欠かせない強靭な精神をはぐくむ能力、この種の資本が必要になります。

    豊かさや贅沢という言葉より、「幸せ」や「再生」という言葉が職業生活の質を評価する基準として用いられるようになるでしょう。

    第一にさまざまな専門技能を身につけることを意識して行動し、第2にいろいろなタイプの興味深い人たちとつながり合うために、善良に、精力的に振る舞い、第3に所得と消費に重きを置くのではなく、情熱を抱ける有意義な経験をしたいという思いに沿った働き方を選ぶ必要があるのです。

    5.第1のシフト 人的ネットワーク

    徒弟制度により専門的な技能や知識を磨くケースが少なくなり、一部の昔ながらの職種以外では、広く浅い技能と知識を身につけたゼネラリストが主流になりました。特定の専門分野をもたないゼネラリストが管理職に就き、高度な専門技能をもたない労働者が大量に出現したのです。

    職人たちは他人の助けを借りずに、すべて自分で自力で仕上げていました。しかし作れるのは単純な製品だけでした。分業制が取り入れられてはじめて、自動車の製造など、複雑な課題を成し遂げることができるようになりました。

    いま必要とされているのは、昔の職人のように自分の専門分野の技能と知識を深める一方で、他の人たちの高度な専門技能と知識を生かすために人的ネットワークを築き上げることです。仕事の内容が複雑化しているので、いくら専門技能や知識があっても一人では仕事を仕上げられません。

    専門性の低い技能は、ネット・サービスによって急速にとってかわられつつあります。そのためには未来にどういう技能と知識が価値を持つかを見極める必要があります。

    高い価値を持つ専門技能の3条件

    第1は、その技術が価値を生み出すことが広く理解されていること、第2は、その技能の持ち主が少なく、技能にたいする価値が供給を上回っていること、第3は、その技能が他の人に模倣されにくく、機械によって代用されにくいことです。

    ガラスづくりの専門技能から、鉄道、自動車のエンジニアリングへと変わる。トップクラスのサッカー選手など、専門技能を持った人材の希少性が高まります。

    DTP ソフトが登場して、一人のデザイナーで処理できるようになり、表計算ソフトを導入すれば、会社の業務・経理部門を大幅に縮小することも可能になりました。

    今後価値が高まりそうなキャリア

    草の根の市民活動家。重要なプロセスの透明性が高まるにつれて、トップダウン型ではなく、地方レベルの市民活動家が主導して国レベルで変化が実現するケースが増えます。

    社会起業家。社会を変えるために新しい事業を立ち上げ、それを運営したいという意思です。広い視点で業績評価を行います。バングラディッシュのグラミン銀行などがある。

    ミニ起業家。小規模の事業者でも、最先端の分析技術を活用すれば、注文の受注状況を常時把握したり、他の事業者と活動を調整したり、料金や代金を徴収したりすることが可能です。

    6.第2のシフト 意義を見いだせる生活

    人間関係資本を築く方法が飛躍的に拡大すると、オンライン上のコミュニティに参加する可能性が無限に広がります。問題は、それらのサービスに振り回されず、バーチャル化につきものの孤独に陥らないために、どうすればいいのでしょうか。

    オンライン上で不特定多数のビッグアイデア・クラウドの力を活用して課題解決を目指す「クラウドソーシング」は、すでに多くの分野で実践されています。ネット検索で答えを見つけられない問題があれば、ヤフーの「ヤフー知恵袋」で質問すると、そのテーマに詳しい人が回答を寄せてくれます。

    ソフトウェアより人間に適した単純作業の課題があれば、アマゾンの「メカニカルターク」を利用して、オンライン上で作業の担い手を募ることもできます。

    これからやってくるのは、矛盾に満ちた時代です。テクノロジーの進化とグローバル化の進展により人と人との結び付きが強まる反面、私たちは今以上に時間に追われ、孤独を味わうようになります。そういう時代に意義を見いだせる職業生活を送るためには、この矛盾を回避する方法を見つけなくてはなりません。

    7.第3のシフト 金が増えても幸せにはならない

    お金があれば幸せか?
    お金があれば幸せか?

    お金があれば幸せが増すのではないかと考える人が多いかもしれません。実際、「私が働くのは給料を受け取るため。その給料を使って、私はモノを消費する。そうすることで私は幸せを感じる」というのが仕事の世界の古い約束事でした。

    しかし、多くの人が低次の欲求を満たし始めるにつれて、この前提が誤りであることが明らかになりつつあります。手に入るお金が増えても、それに比例して幸せが大きくなるとは限らないのです。高額の宝くじに当選した人は、当選直後こそ気分が浮き立つが、高揚感はたちまちしぼんでしまいます。

    お金が幸せをもたらすという幻想は、すぐに冷めてしまうのです。宝くじの当選者だけではありません。給料が25%アップすれば、職業生活に対する満足度が高まり、もっと給料を上げてもらうために全力をつくはずだと思うかもしれません。しかし実際には、給料が25%増えても幸福感や仕事への満足度が高まるわけではありません。

    どうして、お金が増えても幸福感が高まらないのか。

    1つには、収入が増えるほど、贅沢なライフスタイルを実践するようになり、多少のことでは幸せを感じなくなるからです。宝くじで莫大な当選金を手にした人は、読書やおいしい食事など、以前は幸せを感じたはずの経験に心を動かされなくなります。

    踏み車の上を走るハムスターのように、私たちは「幸福感の踏み車」の上を走り続け、いくら走っても前に進めない状態に陥りやすいのです。私たちはご褒美を頻繁に手にしすぎると、あまり感激しなくなるのです。

    どうして世界の多くの人がお金と消費を愛するのでしょうか。すべては子ども時代に始まります。物質的な豊かさを重んじ、優しさや温かい人間関係よりそれを重んじる親に育てらたら子どもは消費を強く欲するようになるでしょう。子どもがテレビを長時間見て過ごせば、お金の価値をさらに強く意識するようになる可能性もあります。

    親代わりに子どもの相手をしているテレビという機械は、さまざまな品物をカネで買うことが人生そのものであるかのように描きます。私たちは、子どもをポルノに触れさせないように細心の注意を払う反面、きわめて不用に、物質主義の魅力を生々しく教え込むメディアに子どもたちをさらしているのです。

    子ども時代を終えても、消費奨励のモデル提示は続きます。仕事に関する古い約束事を通じて、金銭などの物質的な報酬を受け取るのが好ましいことだと繰り返し教え込まれます。こうして、仕事とお金の関係は切っても切れないものになり、仕事とはお金を稼ぐことであるという思い込みが強化されていきます。

    しまいには、「私はお金が好きに違いない。なぜなら、お金を稼ぐために、こんなに頑張って働いているんだから」と考え始めます。こうして、お金を稼ぐことが仕事の最大の目的となり、そのお金で消費することを人生の目的とする発想が一層強まります。消費するためにお金を稼ぎ、お金を稼ぐ結果、ますます消費するという循環が生まれます。

    しかも、多くの社会では、お金は単に消費の手段というだけでなく、その人の社会的地位を映し出す社会的標識の役割も果たしています。お金が社会的地位の証として最も強力な要素になっています。そこで私たちはお金を稼ぐために懸命になります。

    私たちは、あらゆることを自由に選べるわけではありません。どの会社で働いているか、どの社会で生活しているか、どのコミュニティに属しているかによって制約を受けます。選択肢が広がり、しかも個々の選択肢を選んだ場合に待っている結果がハッキリわかる時代になれば、賢い選択をする能力がますます重要になります。

    長時間労働が原因で夫婦の関係が悪化したり、健康を壊したり、子どもが問題を抱えたりして、選択と結果の関係を極めて厳しい形で見せつけられる人は多いです。

    消費より経験を重んじる生き方への<シフト>は、働き方の未来の主要な特徴の一つになる可能性があります。もしかすると、「節制」を重んじる生活を送ることが人々の欲望の対象になるという、逆説的な時代がやってくるかもしれません。

    では、やりがいと充実感を味わえる職業生活を築こうとする際に襲われる不安に、どう向き合えばいいのでしょうか。ここで重要になるのは、<第2のシフト>です。自分自身と自分の大切な人にとって望ましい働き方の未来を切り開けるかどうかは、どういう人たちと出会うか、どういう自己再生のコミュニティを築けるかによって決まる面があるのです。

    信頼でき、好意的に接してくれる少人数の親しい友人たちとバーチャル空間ではなく現実の世界で一緒に過ごし、温かく気長に付き合うことが重要です。そういう友人たちとの親密な会話では、自分の本当の感情をさらけ出し、思っていることや経験したことを率直に語れます。

    そのような会話を通じて、自分の前にあるすべての選択肢を検討し、自分が過去にさまざまな試練にどう立ち向かってきたかを考え、なぜリスクをともなう行動に踏み出せなかったのかを振り返れます。

    未来の世界で、私たちは自分にとって大切な価値や自己像を追求できる可能性と、そのための選択と行動を行う自由を手にします。そういう時代には、社会や組織からどのような制約を課されているかを認識し、その制約にどう向き合うかを決めるのが自分自身なのだと理解し、同時に、自分の選択と行動がもたらす結果からは逃れられないのだと覚悟する必要があります。

    あとがき

    あなたは今、幸せですか?
    はい—–85%
    いいえ—15%

    幸せのために必要なことはなんでしょうか?

    健康、家族、精神的ゆとり、経済的ゆとり、収入、平和、時間的ゆとり、趣味、友人、住環境、愛する人、休息、人から愛されること、自分への自信、仕事のやりがい。

    幸せかどうかの判断基準は?

    自分の理想との比較——41%
    将来への期待・不安——19%
    過去の自分との比較——19%
    他人との比較————-10%

    5年後、今より幸せと思う?

    同じ———————-62%
    やや不幸せ—————16%
    やや幸せ—————–12%
    不幸せ———————5%
    幸せ———————–5%

    ※引用(朝日新聞 2018.8.25 between)

    「先が長くない」といって閉じこもっていたり、何もしないでいるのはよくないですね。お金にならなくても「草の根の市民活動」に積極的に参加することで未来が開けてくる、このことが納得できました。

    保険証があっても、お金のことが心配で受診を差し控える方が多い。重症化して、どうにもつらくなってから通院するのです。

    幸福度ランキングでトップの県でも、手遅れ死亡事例が連続しています。貧困問題は全国どこでも深刻さを増しているのではないでしょうか。

    ”もっと困難を抱えている人がいる””昔はもっとつらかった”などという人がいますが、それは”だまれ”ということです。不幸比べも我慢大会ももういいかげん終わりにしませんか。

    非正規が4割、自然にそうなるわけないじゃないですか。貧困は政治によって作られています。

    何なりとお申し付けください。