WordPress から Google Blogger へ引越しするにはプラグイン!

引っ越しする家族 WordPress
ワードプレスからグーグルブロガーに引っ越しするには注意が必要です。

きょうは、WordPress の「引っ越し」について学びます。

引っ越しは手間がかかるものです。家具・洋服・雑貨・本など、家の中にはさまざまなものが氾濫しているのではないでしょうか。これらを一つひとつ整理し、段ボールへ詰めてトラックに運び出すとなると多大の労力を要するものです。

Web サイトの引っ越しはそれほどではありませんが、完全に移行するにはそれなりの労力を要します。そこで、できるだけ簡単な引っ越しをご紹介します。

しかし、引っ越しするということは前の”遺産”を亡くすことでもあります。

きょうはあなたと、WordPress から Blogger への「引っ越し」について学習します。

1.Export to Bloggerワードプレスから移行

この記事では、WordPress サイトをプラグイン「Export to Blogger」を使って丸ごとサイトを移行する方法を解説します。

WordPress サイトの移行は、PHP やデータベースの知識があれば簡単ですが、そうでなければハードルが高い作業です。

しかし、プラグインを使えば不慣れな方でも簡単に移行作業を行うことができます。

これまでは Blogger 用に自分でツールを使ってファイルを色々と変換しなければいけませんでしたが、このプラグインを使用すれば、Wordpress から直接 Blogger 用の XML を吐き出すので一発インポートが可能になります。

サイトを移行する準備はできましたか ? たった3つのステップで移行できます:

  1.  「Export to Blogger」プラグインをインストールします。
  2. 「エクスポート」ボタンを押すと、データベース、メディアファイル、プラグイン、テーマが1つのファイルにまとめられます。
  3. サイトの Blogger ダッシュボードで、エクスポートファイルをアップロードします。

また、このプラグインは Web サイトの移行だけでなく、バックアップ・復元も可能です。定期的にデータをバックアップしておくことで、万が一、サイトのデータが消えてしまっても、簡単に復元できます。事前に必ずWordpress と Blogger のバックアップを取って下さい。

1.バックアップはなぜ必要?

Windows では一度削除してもゴミ箱から復活できますが、レンタルサーバでは操作のやり直しはできないものと考えていた方がいいです。Xserver ではできますが、これは例外です。

通常のPCにはストレージが1つしかついていません。つまり書き込んだデータは1ヵ所のみに保存され、そのストレージが壊れてしまうとデータも失われてしまいます。レンタルサーバではRAIDと呼ばれるストレージ冗長構成が採用されているので2重以上でデータが保存されているのです。

利用者が不注意でデータを削除してしまった場合の復活には利用できない規則にはなっていますが、Xserver のように間違って消してしまった場合に復活してくれるサーバもあるのです。

WordPressには便利なバックアップ用のプラグインが多数用意されており、1日1回、Dropbox のような外部のストレージへサイトのファイルとデータベースをコピーするような便利な機能もあります。バックアップ用プラグインで書きだしたデータを手元のPCなどに保存しておくこともできます。

2.Export to Bloggerプラグインのインストール

» WordPress.org から Export to Blogger プラグインをダウンロード

バックアップのプラグインでは、自らのレンタルサーバの中にファイルを保存するものが一般的です。この場合「同じストレージにコピーが保存されている状態」と考えてよいのですが、ストレージが壊れたら万事休すです。

その点、外部ストレージへ保存できる状態にすると安全性が向上します。ストレージ損失より多いのが「レンタルサーバの利用料払い忘れ」によるデータ消失です。

まずはプラグインをインストールします。

WordPress のダッシュボード>プラグイン>新規追加 を選択します。

プラグイン検索窓にと入力するとプラグインが表示されますので、「今すぐインストール」をクリックします。

インストール終了後「有効化」をクリックして、プラグインを有効化します。

管理画面の左側メニューを確認すると、Export to Blogger という項目が追加されたことが確認できます。

3.WordPress ワードプレスから移行するデータのエクスポート

サーバの引っ越しはドメイン(DNS)の操作、レンタルサーバでのファイル操作が重なるため難易度が高く、ミスをする可能性もあります。また、引っ越し元と引っ越し先のレンタルサーバの仕様の違いによって操作方法が異なる場合もあります。サーバの引っ越しについては、DNSとサーバの知識を組み合わせて理解する必要があるのです。

1.WordPress からエクスポート(移行)

まずワードプレスから投稿をエクスポートして、ローカルの PC にダウンロードします。ワードプレスの管理メニューのツールから、エクスポートを選択して、「すべてのコンテンツ」もしくは「投稿」を選んで「エクスポートファイルをダウンロード」ボタンをクリックします。

プラグインをインストールしたら、移行するデータをエクスポート(外部に出力して保存)します。

ダッシュボード>Export to Blogger>エクスポート を選択します。

ダウンロードが終わりましたら「閉じる」をクリックします。

以上で移行元サイトのデータのエクスポートは完了です。

2.エクスポートしたいブログ記事の種類とステータスを選択

「ファイル」を選択後、すぐにエクスポートの準備が始まります。


エクスポートしたい記事の種類とステータスを選択。
※投稿を選んだ場合、カテゴリーやタグのラベル化
ON/OFF、エクスポートするカテゴリーも設定。

 

3.「XMLをエクスポート」を選択

エラーメッセージが画面に表示されないか確認。特にエラーが無ければ「XML ファイルをエクスポートしました」と表示されます。

下図の画面が表示されたら①「エクスポート先」をクリックしてメニューを開き、②「ファイル」を選択します。

「XML をエクスポート」を選択。

エラーメッセージが画面に表示されないか確認。特にエラーが無ければ「XML
ファイルをエクスポートしました」と表示されます。

4.管理画面で[設定]から「コンテンツをインポート」を選択

Blogger の管理画面で[設定]から「コンテンツをインポート」を選択。

1.ダウンロードした XML ファイルを指定してインポート

「インポートしたすべての投稿とページの自動公開」を《Off》にしておきます。「自動公開」を選ぶと
WordPress で公開済みの記事は自動公開されます。

Blogger で新規のブログを立ち上げて、まるごとブログをお引越しするならいいのですが、もとからある Blogger のブログにワードプレスで投稿していた記事を追加するだけなら「投稿」だけを選択するとよいと思います。もしくはすべて移転してからいらないページを削除するのでも OK です。

画像の移行にも対応していますか?

Blogger 自体が画像の大量インポートに対応していないので、できません。画像の URL はそのままとなります。Wordpressの 画像 URL が今後使用できなくなるのであれば、エクスポートする前に置換が必要です。

WordPress にてメディア/投稿/固定ページのバックアップを必ず取ったうえで、Cloudinary などの無料クラウドサービスをお試しください。

5.WordPress から移行したら体裁を整える

以上、WordPress サイトを丸ごと移行するプラグインを使えばPHPやデータベースの知識不要で、サイトの移行作業を簡単に行う事ができます。WordPressサイトの移行を行う予定がある方は、「Export to Blogger」を使ってみて下さい。

引っ越しが済んだら後かたづけが必要です。

まず、画像がすべて移行されているわけではないので、元の Web サイトのタイトル画像をスクショして貼り付けなければなりません。

次に、目次を入力しなければなりません。WordPress は Cocoon を使わせていただいたのですが、自動で目次が作成できていたので大変楽でした。Bloggre にはそんな機能はないので1から手書きしなければなりません。しかもリンクも必要です。

本文の画像も、元は大きいのでそれを縮小しなければなりません。YouTube も同じです。タイトルがわからないのでいちいちプレビューしながら改めて検索する始末です。

ラベルも変更します。リンクはついでに「カスタムパーマリンク」にしました。数字が無意味に羅列していただけのリンクが「google-bloggre」とかにしてスッキリさせました。「検索向け説明」も入力します。150字前後に収まるように、要所要所をコピーしてなんとか張り合わせます。

最後は「カスタムロボットタグ」を「all」にします。すべてgoogle がクローラできるようにしておきました。

全部で140記事あるので、一つひとつ確認しながらの作業ですが、1日5~6記事づつ体裁を整えます。改めて記事を見直してみると、不要な画像があったり、記述ミスがみつかるものです。全体をみなおしてみて統一感をだすように心がけました。

6.前の”遺産”を亡くしてもいいのか?

WordPressからBloggerに引っ越すかどうか迷ってる?それぞれのプラットフォームに良いとこもあれば悪いとこもあるさかい、ちょっと整理してみようか。

WordPressのええとこ
  1. カスタマイズ性が高い:プラグインやテーマがめっちゃ多いから、サイトのデザインや機能を自由に変更できるんや。
  2. SEO対策がしやすい:SEOに関するプラグインが豊富で、細かい設定もできるんや。
  3. 大規模サイトに対応:規模が大きなサイトでもしっかり運営できるようになっとるんや。
WordPressのあかんとこ
  1. 管理が難しい:プラグインやテーマの管理、セキュリティ対策なんかがちょっと大変や。
  2. コストがかかる:独自ドメインやホスティング費用がかかるんや。
Bloggerのええとこ
  1. 無料で使える:基本的に無料やし、Googleアカウントがあればすぐに始められるんや。
  2. 簡単に使える:管理画面がシンプルで、初心者でも扱いやすいんや。
  3. Googleとの連携が簡単:Googleアナリティクスやアドセンスとの連携が楽やで。
Bloggerのあかんとこ
  1. カスタマイズ性が低い:WordPressほど自由にデザインや機能を変えることができへん。
  2. 大規模サイトには向いてない:機能がシンプルやから、大規模なサイトには不向きかもな。
  3. 所有権の問題:プラットフォームがGoogleに依存してるから、最悪の場合、アカウント停止とかのリスクもあるんや。

まとめると、カスタマイズ性やSEO対策が重要ならWordPress、手軽さやコストを重視するならBloggerって感じやな。自分のブログの目的や必要な機能を考えて、どっちが自分に合ってるか決めるのがええで。どっちを選んでも、ええブログライフが待ってるはずやで!

前のブログなりホームページが「かなり人気があった」のであれば、その PV をそっくりそのまま引き継ぐのは難しいです。とにかく”0”からの出発と同じですから。「それほど人気がない」のであれば「引っ越し」て気分一新するのはいいことかもしれません。それぞれの投稿の見直しができるし、より充実したサイトにできる可能性を秘めていますからね。

だから「人気があったサイト」で PV を減らしたくないのであれば「引っ越し」は止めといた方が無難です。「人気がないサイト」であれば「引っ越してみる」のもいいでしょう。

こんなことをいうと「お前のサイトは人気がなかったのか?」という話になりますが、私のサイトはサーチコンソールでも「1位」を獲得しているサイトが「3つ」もありました。10位以内ならそれこそ100個もありました。

いざ引っ越してみて、その落差を痛感しているところです。これも経験してみないとわからないものです。

あとがき

私が今住んでいる家は、団地の入り口に近い、太陽光ソーラーシステムの隣にあって、小さな公園や集会所のそばで、目の前の小山に鉄塔が立つ大変見晴らしのよいところにあります。それだけに台風が来るとまともに風が当たり家が揺れます。

団地造成直後、公社からこの土地を譲り受けた時、私は、後先の不安を感じながら家を建ててしまいました。田舎に住む両親のことも、住んでみてから、いろいろ分かってきたことで、その時は田舎に近くなったぐらいしか考えませんでした。

それほど新婚生活が気に入って、すぐ決めてしまったのです。

引っ越してきてからは、まだパソコンもなかった時代でしたから「書く」という作業は紙が中心でした。書いては消し、消しては書くという程度でした。

その後、パソコンが浸透してからは、「書く」とは、分析することでも判断することでもないことを知るようになります。いわば言葉という球を正確に打とうとバットを振ることだということです。

140も記事を書いてくると、慣れというものがあるので、その慣れによって、意識の整備のために、精神を集中するということは、私にはさして難儀なことではありません。さて、そういうことが出来た後には何をすればいいか。ただ、待つだけです。

どこかしらから着想が現れ、それが言葉を整え、私の意識に何かしら命じるのです。

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