「古本屋を開業する」っちゅうのは、ネットショップを作るんは、まるでたこ焼き屋の屋台を自分で出すようなもんや。
最初は、具材(本)を集めることから始めるねん。いろんな場所でええ本を見つけるんやけど、これがまさにうまい具材を選ぶんと一緒やな。
ほんで、次に鉄板(プラットフォーム)や。どのプラットフォームで本を売るか決めなあかん。
たとえば、BASEとか、メルカリとか、そういう鉄板を選んで自分の屋台(ネットショップ)を出す感じや。
これが自宅でできるんや。空いた時間でできる。ともかく簡単にできる。
さあ、君も古本屋をやらないか?
ネットショップの古本屋
1日目:具材集め(仕入れ)
ほんで、1日目は、本を集める作業やな。まるで八百屋で新鮮な野菜を選ぶみたいに、本の状態や内容をちゃんと見極めるんや。「これ、売れそうやな〜」とか、「ちょっと珍しい本やから高値つきそうやな」とか考えるんやで。ブックオフなんかのリサイクル書店で「もっと高く売れそうやな」という本を100円で買ってくる。
市販の「値札はがし」で値札をはがす。
値段をつける。yahoo!ショッピングで目当ての本を探してみる。だいたい定価の半額程度が多いことがわかる。
自分の家で使っていたものを売るだけなら、古物商の許可は必要ないけど、それだけでは先細りですわ。中古品を他から仕入れて売る場合のことを考えて、古物商の許可をとっておきます。
古物商の許可をとる
とりあえず申請には数万円かかるので、その金額を稼ぐまでは自分の家で使っていたものを売るだけにしておきます。
在庫が無くなり次第、警察署へ申請します。申請は年間数万件あるということなので、行っても無駄のないよう、事前に電話しておきます。
「古物商の許可を取りたいのですが・・・」といえば担当者につないでくれますが、古物商だけを担当する署員っていないので、防犯課になると思います。いつもいるとは限らないので事前に段取りをつけておくわけです。
警察署では3つの書類を受け取ります。許可申請書、誓約書、略歴書です。
許可申請書
住所・氏名・代表者名などを記入します。行商を「する」「しない」のどちらかに丸をつけます。普通はインターネットで販売しておりますが、この先イベントやフリーマーケットに参加することもなきにしもあらずなので「する」に丸を付けた方がいいでしょう。
誓約書
自分自身が該当しないことを誓約する文書です。内容を確認して、年月日、住所、氏名などを記入して押印します。
- 禁治産者もしくは準禁治産者又は破産者で復権を得ないもの
- 禁固以上の刑に処せられ、又は第31条に規定する罪もしくは刑法第247条、第254条もしくは第256条第2項に規定する罪を犯して罰金の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることのなくなった日から起算して5年を経過しないもの。
- 住居の定まらない者
- 第24条の規定によりその古物営業の許可を取り消され、当該取り消しの日から起算して5年を経過しない者。
- 第24条の規定による許可の取り消しに係る聴聞の期日及び場所が公示された日から当該取り消しをする日または当該取り消しをしないことを決定する日までの間に第8条第1項第1号の規定による許可証の返納をしたもので、当該返納の日から起算して5年を経過しない者
- 営業に関し成年者と同一の能力を有しない未成年者。ただし、その者が古物商または、古物市場主の相続人であって、その法定代理人がいずれにも該当しない場合を除くものとする。
履歴書
申請者本人の過去5年間の職歴などを記入する用紙。警察署で渡される。
他に、身分証明書、住民票は自分で用意する
身分証明書
古物営業法第4条1号の「禁治産者もしくは準禁治産者」に該当しないことを証明するための書類。本籍地の市区町村の役所で発行してもらえる。
賃貸契約書
営業所となる場所を賃貸している場合は、賃貸契約書が必要。
取得にかかる費用
許可証が発行されるのには2週間~1か月かかる。
- 手数料(収入印紙) 18,000円
- 標識プレート 1,500円
- 古物台帳 2,000円
- 防犯協会年会費 5,000円
- 合計金額 26,500円
2日目:屋台の場所を決める(プラットフォーム選び)
2日目は、どこで店を出すかや。たこ焼き屋と同じで、人通りの多い場所を選ぶんが大事やな。BASEやメルカリ、楽天市場とかがこの「場所」になるわけやな。
人通りが多い所はそれだけ目につく商品も多いので売りやすいということはある。BASE メルカリは登録無料のスペースを貸してくれるし、楽天市場も便利やけど、いずれにしても「自分の店」という感じはしないよね。他の人と一緒に売り出すので自分らしさが出せない
「自分のホームページを持たないとお店を持った気がしない」「情報交換できるサイトがほしい」「自分にあったデザインで」という人は、やっぱりブログやホームページを作りたいわな。
厳密にいうとホームページはサイトの表紙でんねん。それは「固定ページ」でっせ。中身はまた別のページということで「投稿一覧」でんねん。こうやって分かれているのがWordPress というサイトですわ。
- WordPress を置く”場所”—–(サーバー)
- WordPress の場所を決める”住所”—–(ドメイン)
- WordPress の住所に設置する”ブログ”—–(WordPress)
- 本契約料金の支払い
ワードプレスは無料やけど、そのサイトを置く場所がいりますわな?それが「サーバー」というものですわ。これは Xserver がいいね。月1000円くらいかかりますけどな、やすいもんや。
次にサイトの名前がいりますわな?世界でただ一つの自分の住所が決まるわけですわ。
住所が決まったらそこへ商品を陳列するわけだ。ブログ形式で投稿するといいね。
最後に料金前払いでXserver に払います。とりあえず1年ぐらいにして、期限が来たらまた更新すればいいですわ。
これでプラットフォーム完成ですわ。
3日目:看板作り(ショップのデザイン)
3日目は、店の看板を作る作業や。ネットショップやったら、ショップ名とかロゴ、写真をうまく作って、目立たせなあかん。まるで、どんなたこ焼き屋か一発でわかるように、インパクトのある看板がいるわけや。
看板っちゅうのは店の顔やから、インパクトがめっちゃ大事や。まずは ショップ名 やけど、これがパッと見てお客さんの心に残らなあかん。「あんたの店、何売ってるん?」って一発で分かる名前がええな。たとえば、「古本のまんま屋」とか「ええ本集めてます」とか、そんな感じでシンプルかつキャッチーにするんがコツやで。長ったらしい名前はあかんで。「〇〇書店のセレクト本」なんて長すぎるやろ?一言で伝わる名前を考えや。
次は ロゴ やけど、これはまるでたこ焼き屋の看板みたいなもんやな。シンプルかつわかりやすいデザインがええねん。派手にせんでもええけど、ぱっと見て「ここや!」って思わせるもんがええで。例えば、古本を売るんやったら、開いた本のシルエットとか、ちょっとレトロなデザインがええ感じや。色も、派手なピンクとか黄色じゃなくて、落ち着いた茶色とか緑で「古本」の雰囲気を出すのがええかもしれんな。まるで、たこ焼きのソースが食欲をそそるような色や。
ほんで 写真 な。これが肝心やけど、まるでたこ焼き屋のメニュー写真みたいに、売り物がどんなもんか一目でわからなあかん。ちゅうても、ただ本の表紙を適当に撮るんやのうて、ちゃんと光加減とか角度を考えて撮るんや。たとえば、自然光が当たる場所で撮ると、本が綺麗に見えるから、お客さんも「お、この本ええやん」って思ってくれるわけや。さらに、古本やったら、本の状態が気になるやろ?表紙だけやなくて、裏側やページの状態もしっかり撮って、信頼感を与えることが大事や。
最後に、キャッチコピー や!これがな、まるでたこ焼き屋の「アツアツ、うまいで!」みたいな決め台詞やな。本屋やったら「懐かしい出会い、ここにあります」とか、「時間を越えて、心に響く一冊」とか、心に響くようなフレーズを作って、目立たせるんや。
まとめると、ショップ名はシンプルに、ロゴはわかりやすく、写真は綺麗に、そしてキャッチコピーでお客さんの心をぐっと掴む。これで、インパクトのある看板ができるわけや。
4日目:たこ焼き作り開始!(商品の登録)
4日目は、実際に本を登録する日や。写真を撮って、説明文を書いて、値段をつけて…まるでたこ焼きを丁寧に焼くような作業やな。ここで手抜きしたら、お客さんに見向きもされへんで。
- 商品番号
- 書名(本のタイトル・サブタイトル)
- 編集者(本の著者、編者)
- 版元(出版社名、発行元、発売元)
- 発行年
- 定価
- 売価
- 刷数(初版、重版)
- サイズ(文庫、新書、46版など)
- ページ数
- 状態(良好、普通、カバ汚れ、カバ折れ、帯、函など)
- 在庫の有無(品切れの表示)
- その他(著名人、限定部数、内容など)
すべてを明記しなくてもいいですが、買う立場になって考えることが必要かと。
5日目:屋台オープン!(公開)梱包材を用意する
5日目は、ついに屋台オープンや!まるでたこ焼き屋が屋台を開けて、最初のお客さんを待つ瞬間やな。ネットショップやったら、公開して、SNSとかで宣伝するんがこの作業や。
ネットショップで古本屋始めるんやったら、SNSとかブログでの宣伝は欠かせへんで。たとえば、たこ焼き屋やったら「アツアツやで!」って叫んで人集めるやろ?それと同じ感じで、しっかりとお客さんの目に留まるように工夫せなあかん。
梱包材を準備
本を郵便局から送ると「ゆうメール」になります。これは通常の郵便よりもかなり割安です。「ゆうメール」で送るには中身が冊子であることを確認できなければなりまへん。そこで封筒の上や横に丸い穴の開いたゆうメール専用の封筒を使うわけです。手っ取り早いのは100円ショップで購入することですな。
ゆうメールは、CDやDVD、書籍などの印刷物を送ることができるサービスです。普通郵便よりも安い送料で送ることができます。郵便局では、ゆうパックに使えるダンボールやクッション封筒などのゆうパック包装用品、レターパックなどの専用封筒は販売していますが、緩衝材(プチプチ)など梱包材の販売はしていません。
荷物を送る場合は、発送する荷物は自分で梱包する必要があり、郵便局の人が代わりに梱包してくれることはありません。
梱包するとき忘れてはいけないのが水漏れですわ。封筒に入れる前に必ずビニール袋へ入れることですな。
6日目:呼び込み作業(集客)キーワード検索
6日目は、集客や。屋台の前で「たこ焼きどやー!」って叫ぶみたいに、SNSとかブログでどんどん宣伝してお客さんに来てもらうんや。「こんなんどうや?」って感じで、クーポンとかキャンペーンもええかもしれんな。
SNSの使い方やけど、ポイントは「コツコツと継続的に発信」や!
まず Instagram やったら、綺麗な写真をしっかり載せるのが大事や。古本をおしゃれに並べたり、レトロ感のある場所で撮ったりして、「お、この本ええ感じやん」って思わせる写真をアップするんや。それから、ハッシュタグ も大事やで。「#古本好き」「#ブックカフェ気分」「#本好きと繋がりたい」みたいに、ターゲットが興味を持ちそうなハッシュタグを付けていくんや。これで、知らん人にも見つけてもらいやすくなるんや。
次に Twitter(X) や。ここでは、もっとカジュアルに「この本めっちゃ面白いで!」「今日はレアな一冊が入荷したんやけど、誰か欲しい?」みたいな感じで軽くつぶやくんや。フォロワーとやりとりして、会話を大事にする ことがポイントや。お客さんが「どんな本があるん?」って聞いてきたら、親切に答えて交流することで、リピーターを増やせるで。
それから、Facebook もおすすめや。ここでは、ちょっと長めに「この本の魅力」について語る投稿をしてみるんや。本にまつわるエピソードとか、自分の思い出なんかも交えて書くと、読者に「この本、読みたい!」って気持ちにさせるねん。ほんで、古本やったら「限定1冊」とか「今だけ割引」とか、希少性をアピール するのもええ手やで。
ブログやけど、これがまさに古本屋の「物語」や。
ブログでは、本の紹介をただするんやのうて、自分がその本に出会ったきっかけとか、どういう人におすすめしたいかを書いたらええねん。たとえば「この本は、まるで大阪の下町を歩いてるみたいな気持ちにさせてくれる」とか、「この一冊で、人生が変わった!」とか、感情を込めて語る と、読者はその本に惹かれるようになるんや。
さらに、ブログには「本好きのための小ネタ」とか「この季節に読みたい本5選」みたいなまとめ記事を作るのもおすすめや。これで、検索エンジンからも読者が入ってくるし、SEO効果 も狙えるんや。
まとめやけど:
- Instagram では、おしゃれでレトロな写真とハッシュタグを活用。
- Twitter では、カジュアルなやりとりでフォロワーと交流。
- Facebook では、ちょっと深めのエピソードで本の魅力を語る。
- ブログ では、物語とSEOを意識して、読者を惹きつける。
しっかり続けてたら、まるで評判のたこ焼き屋みたいに、口コミでどんどんお客さんが増えてくるで!
7日目:商売繁盛!(売上チェック)口座をつくる、送料の設定、代金回収
7日目は、売上のチェックや。まるで、たこ焼きが売れて売上を数えるときみたいやな。どの本が売れたか、どんなお客さんが来たかをしっかり見て、次の仕入れに活かすんや。
銀行と郵便局に口座を作る
銀行口座はそれまで利用していた口座でもいいが、事業としてやっていく覚悟なら、新たに口座を作るのがいい。郵便局には郵便振替の口座を開きます。口座をひらくための書類をもらって申し込めば誰でも開設できます。
郵便局での払い込み手数料はお客様側にします。注文のあった本に「払込取扱票」を同封すれば、後日振り込みがあったとき、「貯金事務センター」から郵便振替受け払い通知表と払い込み取扱票の控えが送られてきます。これで代金回収として入金の確認ができます。
送料の設定
Amazonは購入額3500円以上は送料無料です。いくらにするかはお店側の判断です。
代金回収
前払い、後払い、代引き(代金引換)の三種類が一般的。3万円未満が300円という宅配業者もあるが千円程度の書籍で300円負担はしんどい。郵便振替の振込手数料と比較すると高くつくのでケースバイケース。
ゆうちょ銀行の郵便振替(電信振替)の料金は、次のとおりです。
- ゆうちょダイレクトでゆうちょ銀行あてに振替を行う場合、月5回までは無料です。月6回目以降は、送金金額にかかわらず100円の手数料がかかります。
- 青色の払込取扱票を使用した場合の通常払込料金による振込手数料は、窓口で130円、ATMで80円です。
ゆうちょ銀行の送金には、次のようなものもあります。
- ことら送金は、ゆうちょ通帳アプリから利用登録することで、1回あたり最大10万円までの個人あて送金が手数料無料で行えます。
- ゆうちょ銀行直営店または国際送金取扱郵便局の貯金窓口では、他の金融機関からゆうちょ銀行口座への送金も受け付けています。この場合、金融機関ごとに定められた料金がかかります。
8日目:反省会(改善)
最後に8日目やけど、反省と改善が大事や。たこ焼きがちょっと焦げたかどうかみたいに、ネットショップもどこを直すべきか考えるんや。「写真があかんかったか?」「価格設定ミスったんか?」とか、どんどん改善していくんやで。
こんな感じで、8日間でネットショップを始めるんは、まるで自分でたこ焼き屋の屋台を作るみたいなもんや。しっかり計画して、うまい商売してな!
注文から発送、代金回収まで
メールで注文あり | メールで注文があったらできるだけ早く確認メールを出します。お客様は注文した本が品切れになってないか気にしているからです。確認メールにはお礼とともに、発送日を書いておきます。 |
明細書・請求書作成 | 書名・代金・振込先などを記した明細書と請求書を同封します。 |
郵便振替用紙に記入 | 口座番号、加入者名、金額は店側で記入する |
商品と明細書・請求書・郵振用紙を袋に入れる | 雨で濡れてもいいようにビニール袋に入れる |
梱包材で包む | |
宛名を書く | 間違いのないように書く。 |
郵便局へ | 窓口で発送 |
代金回収の確認 | |
何なりとお申し付けください。